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国宝

2013/ 04/ 14
                 
埼玉県の国宝

 埼玉県下に五つある国宝をご存知ですか。
 その国宝とご対面したことがありますか。
 

歓喜院(かんぎいん) 聖天堂(しょうでんどう)
 平成24年(2012年)7月9日、熊谷市妻沼にある聖天山(しょうでんざん)歓喜院の本堂が国宝に指定されました。
 「聖天さま」と親しまれる歓喜院は、治承3年(1179年)に斎藤別当実盛(さいとうべっとうさねもり)公が社(やしろ)を建てたのが始まりです。その後焼失しましたが、地元の人々の尽力により起工から25年の歳月をかけて宝暦10年(1760年)に再建。それから現在まで長い年月風雨にさらされ、大半の彫刻や彩色に傷みが生じてきたため、平成15年(2003年)に保存修理工事が始まりました。8年間の工事の末、当時の姿を取り戻しました。
  建物全体を覆う精緻な彫刻、黒・朱・黄・緑・こげ茶と色鮮やかに施された貴重な漆(うるし)。当時の人々がこのお堂に込めた思いが伝わってきます。

国宝 聖天さま 境内

仁王様① 仁王様②

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仁王さま ③ 仁王さま ④
歓喜院聖天堂(かんぎいんしょうでんどう) 埼玉県熊谷市妻沼1627 ☎ 048-588-1644
❀関東八十八大師「第八十八番」
❀関東三十三観音「第十六番」

武蔵埼玉(さきたま)稲荷山古墳出土品 金錯銘(きんさくめい)鉄剣など
 昭和43年(1968年)、行田市埼玉(さきたま)にある稲荷山古墳から鉄剣や鏡、まが玉などたくさんの副葬品が発掘されました。10年後、鉄剣の保存作業中に計115字に及ぶ※金象眼(きんぞうがん)の銘文が鉄剣の表と裏から出現し、世紀の大発見と言われました。銘文は5世紀後半のヤマト王権を解明する重要な手掛かりとなり、昭和58年(1983年)、一連の出土品とともに一括して国宝の指定を受けました。現在これらは県立さきたま史跡の博物館(行田市)で常設展示されています。周囲には復元・整備された古墳群などがあり、古代の日本に思いをはせることができます。

稲荷山古墳全景 ① 

埴輪の数々 ⑪ 金錯銘鉄剣 ⑦

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埼玉県立さきたま史跡の博物館 埼玉県行田市埼玉4834 ☎048-559-1111


太刀(銘 景光 景政) 短刀(銘 景光)
 県立歴史と民俗の博物館(さいたま市)にある国宝は、鎌倉時代に秩父出身の地頭が備前国(びぜんのくに)(今の岡山県など)の名工・長船景光(おさふねかげみつ)に作らせた太刀と短刀です。短刀は秩父神社に奉納された後、戦国武将上杉謙信公が愛用したため「謙信景光」とも呼ばれています。いずれも他県にありましたが、埼玉県に縁が深いことから県の所有となりました。
※大刀(銘 景光 景政)も、短刀(銘 景光)も、それそれが一振りずつ国宝に指定されています。
埼玉県立歴史と民俗の博物館 埼玉県さいたま市大宮区高畠町4-219 ☎ 048-641-0890


法華経 一品(いっぽん)経ほか 通称「慈光寺(じこうじ)経」
  ときがわ町にある慈光寺所有の法華経一品経・阿弥陀経・般若心経は、金銀箔などで豪華に装飾された鎌倉時代の経典です。一般には非公開ですが、複製は同寺で見ることができます。
慈光寺  埼玉県比企郡ときがわ町大字西平386 ☎ 0493-67-0040
❀坂東三十三観音霊場第九番札所
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コメント

        

御来館ありがとうございます
御来館ありがとうございます。埼玉県の国宝は、なかなか知られていないですが、今後もPRに努めたいと思います。
またの御来館をお待ちしています。なお、当館には全国でも珍しい馬冑もあります。国宝ではありませんが、これもお勧めです。
恐縮です!
投稿ありがとうございます。ビックリしました。
現役を退いてムサシの国をベースにあちこち訪ね歩いています。伯父、父の影響を自然に受けていたのでしょうか、いつのまにか大和の国のいにしえに思いを馳せる年頃となっています。