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八朔 秋艸道人 會津八一 白雲三題

2020/ 08/ 01
                 

 わがみとてくもになぞらえおもほゆる
 ふるさととおくかぜのかそけき


 會津八一 無


 葉月をうたいこんだ歌があるかなと、自著も含め会津八一本をあれこれ手にしました。
 月々では、水無月を詠んだ信濃での短歌には思い当たりましたが、八月を描写した歌は見当たっていません。
 葉月朔日、八朔、八月一日は、秋艸道人、會津八一の生まれた日です。
 2020年8月1日は、八一の生誕139年にあたります。
 八一は、白雲に身をなぞらえた歌や書を幾つか遺しています。


 會津八一 学規


 しげりたつかしのこのまのあをぞらを
 ながるるくものやむときもなし


 かぎりなくみそらのはてをゆくくもの
 いかにかなしきこころなるらむ


 すゐれんのうきはまだしきいくはちの
 みずにかがよふはるのしらくも


會津八一


  おりおりのわが身の心のさま、詠い込まれた雲のそれぞれが、會津八一という人物像をいみじくも映しだしています。
  八一没して、すでに63年が経っていました。


 會津八一 秋艸道人 -


 みすずかるしなののはてのむらやまの
 みねふきわたるみなつきのかぜ


 からまつのはらのそきへのとほやまの
 あをきをみればふるさとおもほゆ


 ふるさとのほたのほなかにおもほゆる
 うらわかきひのちちのおもかげ


 會津八一 空 -


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