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会津書作家協会 -白石光史-

2013/ 06/ 08
                 
会津書作家協会

 会津書作家協会が結成されたのは、昭和44年4月20日であった。
 当時の会津には、個々の書道会は沢山あったが、他の地域に観られる様な、対外的活動が出来る統括された団体は無かった。
その日の総会で選出された、会長・室井鶴堂、副会長・長嶺竹洞と樋口朝堂の三氏を中心に、会津全域を視野に入れた統括諸団体『会津書作家協会』が誕生したのである。
  現在の会津書作家協会会則第2条の“書道の本質を究明し、併せて全会津の書道の振興をはかることを目的とする。”は、発足当時の三氏の意志を尊重し、変わる事なく脈々と継承されている。
 目的達成の為、個々の研鑽を促し、夏には、中央書檀で活躍の書家を講師に招き“夏季書道研修会”を、秋には、会員門下生を含んだ"作品発表会"を、当会事業の両軸として、毎年開催している。
 去る7月31日の夏季書道研修会には、一昨年に続き、毎日展審査会員の斎藤鶴龍先生をお迎えし、「唐の四大家にみる書の技法と人間性」と云うテーマで講義して戴き大きな成果を上げたところである。
 昭和61年には、故初代会長室井鶴堂氏のご遺志と会員の協力を得て、記念碑の『筆塚』(経費五百五十万円)を建設し、平成17年には、副碑を建立した。(市陸上競技場南側道路添い)
 平成20年には、東山院内松平家ご廟・8代藩主容敬公墓碑銘を採択し、拓本集を発行した。これは、一八六〇年代に墓碑が建立されて初めての、画期的な事業である。拓本は素より、初代会津藩主・保科正之公までの墓碑銘を、樋口玉堂氏(書家・漢学者)が御廟へ幾日も足を運び、自らしたためた『会津公九世碑銘録』を載せ、歴史的にも文化的にも、大変貴重な資料を残したと自負している。この拓本集が、より洗練された資料として再版を重ね、会津の地に永く活用されて行く事を願ってやまない.
 前述の事業を受け、平成21年・22年の作品発表展には、墓碑銘を揮豪した会津藩書家・星研堂氏の作品を特別展示。その飾り気のない境地の高さと、線の深味、更にたった今書いたのかと見紛う程の墨気と生気。に、“気韻生動の作”に、深く感銘を受けた。
 これからの会津書作家協会が目標とするもの“それは、書道の本質を究明し、併せて全会津の書道の振興をはかること”である。先人が揚げたこの目標に向い変わり行く時代の中で何を為すべきか模索中である。
 (文責 白石光史)



香墨

 長嶺竹洞創刊 香墨 第66巻 第6号 通巻777号 平成25年6月5日発行
 = 編集後記 =
 〇学生・一般共に、新入の出品が、数点ではありますが目に付き、大変嬉しく拝見致しました。支部長さんのご尽力、そしてご勧誘下さいました会員の皆様に、心より感謝申し上げます。有難うございました。
 〇六回目の編集です。漸く、審査から発刊までの手順が、少しですがわかって来た様に思います。より良い書道誌を重ねて参りますので、ご指導、ご協力をお願い致します。
                                              狐山 記


香墨 2013 第6号表紙① 天上大風 良寛書 

香墨 2013 第6号2p 白石光史書①

香墨 2013 第6号3p 白石光史書②


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