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秋の詩 ・・・ 重吉

2013/ 09/ 17
                 
八木重吉 秋

 秋が くると いふのか
 なにものとも しれぬけれど
 すこしづつ そして わずかにいろづいてゆく
 わたしのこころが
 それよりも もっとひろいもののなかへ くづれてゆくのか


八木重吉 素朴な琴 

 この明るさのなかへ
 ひとつの素朴な琴をおけば
 秋の美しさに耐えかね
 琴はしずかに鳴りだすだろう


・日本詩人全集 18 中勘介・八木重吉・田中冬二 新潮社刊・所収


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