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秋の詩 リルケ

2013/ 09/ 18
                 
ライナー・マリア・リルケ 秋

 木の葉が落ちる 落ちる 遠くからのように
 大空の遠い園生(そのふ)が枯れたように
 木の葉は否定の身ぶりで落ちる

 そして夜々には 重たい地球が
 あらゆる星の群れから寂寥のなかへ落ちる

 われわれはみんな落ちる この手も落ちる
 ほかをごらん 落下はすべてにあるのだ

 けれども ただひとり この落下を
 限りなくやさしく その両手に支えている者がある

世界詩人全集 13 リルケ 新潮社刊・所収

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