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秋の詩 ベルレーヌ

2013/ 09/ 18
                 
ポール・ベルレーヌ 秋の歌

 秋の風の
 ヴィオロンの
 節長き すすり泣きに
 もの憂き かなしみに
 わがこころ 傷つくる

 時の鐘
 鳴りも出ずれば
 せつなくも胸せまり
 思いぞ出ずる
 来し方に 涙が湧く

 落葉ならね
 身をはやる
 われも
 かなた こなた
 吹きまくれ
 逆風よ

世界詩人全集 8 ポール・ベルレーヌ 新潮社刊・所収




ポール・ベルレーヌ 落葉(らくえふ)

 秋の日の
 ヴィオロンの

 ためいきの
 身にしみて
 ひたぶるに
 うら悲し。

 鐘の音に
 胸ふさぎ
 色かへて
 涙ぐむ
 過ぎし日の
 おもひでや。

 げにわれは
 うらぶれて
 ここかしこ
 さだめなく
 とび散らふ
 落ち葉かな。





 
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