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近隣公園

2014/ 03/ 05
                 
 ムッちゃんが、わが家に来て、そんなに経っていない頃のことです。

 「あれっ? ムッちゃんが、いなくなっちゃった!」、リバーのお母さんの声です。

 近隣公園どこを見わたしても、彼の姿が見えません。

 チリン、チリン、宏有さんが自転車のベルをならしながら、公園に入ってきました。
 「どうしたの?! ムッちゃんは、家に戻ってきているよ!」

 リバーは、シエットランドシープドッグです。私が彼女をなでなでしているときに、ムッちゃんは、私を置いてけぼりにして、一人家に帰っていたのです。


 わが家に来て、まだ間もない、お互いを見つめ合っている頃のことでした。



 その後も、近隣公園でリバーと会うたびに、私は彼女のふさふさした毛をなでまわしていました。
 「リバー、リバー、ムッチャン、遊ばないんだって!」
 ムッちゃんは、リバーと会っても、まったく彼の眼中にないかのように、彼女に近づかなくなりました。
  
 
 彼は、「ジエラシー」という感覚を、無視するという姿で表すようになりました。


 それからしばらくたって、リバーの家族は与野に引っ越していきました。






 
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